ぽんしゅふのブログ

おうちでゆる〜く日本酒をたのしみたい、新潟在住お酒大好き夫婦の主に家呑みの記録

鶴の友別撰・超〜地元密着型酒蔵の、ラフに飲みたい晩酌酒

 

ぽんしゅふです。


今日ご紹介するおすすめのお酒は、にいがた酒の陣にすごく参加して欲しいけど…
たぶん今後も参加しないであろう酒蔵さんのお酒です。
ここが参加するなら間違いなく私も酒の陣参戦するんだけどなぁ…

でも、地元の内野で開催された2蔵しか参加しない試飲イベントには出るという、超〜地元密着型酒蔵。


そんなところもすごく好きなんですよ(*´∀`*)

 

鶴の友 別撰


新潟市西区内野にある樋木酒造さんのお酒、鶴の友です。

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これこれ、この黄色いレトロ感満載のラベル。

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瓶の首のところにも鶴がいます。日本酒。

こちらの別撰は、クラスでいったら本醸造


樋木酒造さんといえば、第87回関東甲信越国税酒類鑑評会で最優秀賞を受賞されましたよね!

鑑評会用には特別にお酒を造るところが多いと思いますが、樋木酒造さんは普通に販売している吟醸酒(スペックは大吟醸ですが吟醸酒として販売してたと思います)で受賞しちゃったんです。

ちなみにその吟醸酒、上々の諸白は四合瓶で定価3千円ちょっと。大吟醸と考えると全然高くないお値段ですよね。


樋木酒造さんのお酒は、この味でこの値段?ほんとにいいの?って思っちゃう。


あと、杜氏さんがイケメン♡
いつもの酒屋さんのご主人も、うちの夫も雑誌に載ってた写真を見ながら「いい男だな〜」って言ってました。
男も惚れるイケメン杜氏さんなんですよ!

 

ラフに飲みたい晩酌酒


お米の味がしっかりします。力づよいやや濃厚な味わいですが、きれいな甘みとなめらかな口あたりで上品さも感じますね。
洗練されていながらも素朴さを感じる味わいで、どこか懐かしい雰囲気のあるお酒です。

これだけ味がしっかりあるのに、料理に合わせると料理を引き立ててくれるんだよなぁ。


素朴な味の料理によく合います。
栃尾あぶらげ焼いたのとか。
筑前煮とか豚汁うどんにもなかなか良かったですよ。
当然お刺身みたいな素材活かしてる系料理に合わせてもいいですし、煮物とか郷土料理なんかにはバッチリでしょうね〜。おばあちゃんの料理的なやつ。


樋木酒造さんのお酒は、家族や友人とおいしいねぇ〜って言いながら飲みたい、なんかほっこりするあったかい味なんです。
私は普通酒が特に好きなんですが、おうちでゆるゆる飲みたい超日常酒なんですよ。
もちろんお外で飲んでも美味しいんですけど。

私のおじいちゃんは毎晩コップで日本酒を飲んでた人なんですが、そんな感じでラフに飲みたい晩酌酒なんですよね。

 

どこから飲んでもうまい酒


さっきも言ったんですが、私は鶴の友上白っていう普通酒がものすごく好きなんですね。


初めて上白を飲んだ時の衝撃は良く覚えています。
こんなに美味しい普通酒があったのか!って思って、それから鶴の友は上白ばっかり飲んでました。


で、半年ほど前たまたま上々の諸白を飲む機会がありまして。
飲んでみたらあぁ、これは上白だって思ったんですよ。

何言ってんの?って感じだと思いますが…


私、本当に上白が好きすぎて、大吟醸飲んでがっかりしたらどうしようって不安だったんです。
思ったのと違ったらどうしよう…期待値が高すぎるんじゃないかな〜って。

でも、飲んでみたらいい意味で期待を裏切られたんですよ。
鶴の友の大吟醸がこの味で良かったって思いました。上白と根本が同じだなって。

この大吟醸があっての普通酒、この普通酒があっての大吟醸なんだな〜って、すごく納得がいく味だったんです。

なんていうか…鶴の友はどれを飲んでも印象が同じなんですよ。飲んで得られる満足感が同じというか。


そう!鶴の友は普通酒を飲んでも大吟醸を飲んでも、しかもどの種類から飲んでも、同じように満足できるお酒なんですよ。
これが鶴の友!っていう、芯がブレない安心感がある。

お酒の種類が違っても同じ技術で、同じ丁寧さで造られてるのが感じられるからなんだろうなぁ。


もちろん必ずしもスペックとか値段=美味しさではないですけど…

でもね、実際のところ普通酒から大吟醸までどれを飲んでも美味しくて満足できるお酒って、すごく少ない気がしませんか?


樋木酒造さんはそんなお酒を造る数少ない酒蔵のひとつで、その筆頭だと思っています。

 

いかがでしたか?


酒は適量を、と常に仰っている樋木社長。(鑑評会の受賞者挨拶でもこの持論をかましてきたとか 笑)

私も鶴の友を飲む時は、美味しく適量を、と心がけています。…いるはずです…


また、地で飲まれ、販売されてこそ地酒とも仰っていて、この言葉が鶴の友を表現していると思います。

目の届く範囲での販売にこだわり、あまり他県で流通しないお酒ですが、地元なら小さな酒屋さんでも鶴の友が置いてあるので、ぜひ新潟市西区の小さな酒屋さんを訪ねてみてくださいね。

昔ながらの小さな酒屋さんを大事に取り引きしてるんだなぁ〜と、さらに樋木酒造さんのファンになること請け合いです♡


あ〜、書いてたら上白飲みたくなってきた〜( ´ ▽ ` )